今日は、アラシゴトではありませんが、大友啓史監督繋がりっちゅ~事で映画の感想を。
~以下、ネタバレにご注意ください~
▼映画『るろうに剣心』
私、もともと、原作(漫画)ファンでして。
週刊少年ジャンプで連載が本格的に始まる前の、読み切り掲載の時から読んでましたよ。
(ヲタク万歳)
いやァ懐かしいね!いまから約20年前とか嘘でしょ!
それが、実写化?
やめてよーーーって思いましたよね、最初は。見ない方が賢明だなーと思いましたよね。極端に言えば原作ファンは誰しもそう思ってるんじゃないかなぁ・・・
でもね・・・
ちょうど嵐の24時間TVの番宣と、この映画の番宣が被って(笑)、ありとあらゆるWSやら番組をチェックしていたこちらとしては、否応なしに目に入ってくる。予告映像なんぞを見てるうちに、「もしかしてコレは面白いのか・・・?」と思い始めてくる。
決定打だったのは、『王様のブランチ』ですね。
主演の佐藤健が出ていて、ほぼCGなし、スタントマンなしのアクションに2ヶ月前から特訓して臨んだと言っているのを聞いて。
淡々と語ってらして。可愛いお顔でポッと出の芸能人にしか見えないけど、あーた、いったい、どれほどのモンなの?
そりゃ見物だなーと(上から目線すみません)。
・・・で、見てみたら。
もう、圧巻のひとこと。
エクセレンッッッッ!!!!!!
想像以上のアクションシーン!まさに人斬り抜刀斎やないですか!
神業の如く速いモンだから、冒頭のアクションシーンなんて、どこに居るのか目で追えないくらい速い!!(笑)
(まだ着ている着物も地味色だから余計。笑)
とにかく殺陣(たて)が見事。
ただの剣術だったらいくらか映画として見栄え的な格好もある程度つくものなのだろうけど、そんな生半可なモンじゃなかった。圧倒的な強さをちゃんと実写で表現してた。
めっちゃ飛天御剣流(ひてんみつるぎりゅう)だった!!
ここまで緋村剣心そのものの動きをしてくるとは・・・
マジであっぱれ。佐藤健、よくやった!!!!!
『王様のブランチ』等々を思い起こしてみると、なるほど、たけるん(と呼び出している私です)は、原作ファンだったのですか。そりゃ思い入れもあるでしょうねぇ。
たけるんが描く緋村剣心は間違ってない。圧倒的な殺陣だけじゃなくて・・・
温厚な性格の裏に秘めた人斬りの過去。容赦なく刀を振るう時の眼光の鋭さ、声音。ひとつひとつが華やかでありがなら底冷えするほどの冷たさ。
山県有朋と対峙するシーンで、牢獄から出された剣心が縁側に佇むところ、あの立ち姿も、剣心そのものだったなー。
一方で、逆刃刀(さかばとう)を持ってからの剣心。「おろ?」がまともに言える人、この世に居るんですねぇ。
のほほんとしてる時の剣心を、たけるんは、ギャグっぽっくなく、かつ、中性的なカワイイ感じでちゃんと表現してて、薫と向き合っている時の優しい物腰とかもパーフェクト。
でも腑抜けってワケじゃなくてね。うん。
投獄されて雨漏りのシーンなんか、ホント可愛くて。
お椀で雨漏りを塞いで、満足して寝直す時の表情とか、もう、キャワー!って叫びそうになりましたよ(笑)
「おろ?」とか言ってる時の剣心て、たけるんのまん丸な目がぴったんこで、可笑しくて♪
正直、佐藤健は「ちょっと見た目がチャラいイマドキの顔をした芸能人」くらいの感覚しか今までなかったけれど、まったく覆されましたね。
凄い俳優だった。
うーーーーむ。
ちゃんと真摯に役作りしたんだろうなーってのが窺える。そのおかげで、クライマックスに向けて怒りでどんどん声が低くなっていく様が鳥肌もの。
・・・あんなにキャラにぴたっとハマるモンなの?凄くない?
しびれたよあたしゃ・・・役者って凄いな!!
あとは、やっぱり武田観柳役の香川照之。演技派で知られる役者だし不安なんてなかったけど、もーーーう、めっちゃ笑った。素晴らしすぎて。
武田観柳ってこういう感じ、こういう感じ!って頷きながら観てました。あの気持ち悪い髪型とか、目つきとか、油ギッシュな感じとか(笑)
「ヒョーーー!たまんねぇな!!!!」とか、ノリノリでしたよね(笑)
でもこの武田観柳も、別にギャグなワケじゃなくて。変に見えないボーダーラインというか、演じ方が凄いなと思って。「救いようのない馬鹿」を、きちんと演じてらした。
恵を足蹴にするシーンは、番宣でも言ってらしたように「引くくらいの凄さ」だったし。(確かにあれくらいやんないとリアルっぽくないと思う)
「脱げ!全部脱げ!」がアドリブだった(※パンフ参照)のには笑っちゃいましたよ。
マジですげーーーー(笑)
(そして脱ごうとする剣心。笑)
次点は、相楽佐之助役の青木崇高。
鵜堂刃衛役の吉川晃司。
この二人もハマってたな~。
佐之助が仲間になるくだりは尺の都合かかなり端折られてて、いつの間にか仲間になってて笑ったけども・・・。
刃衛のまっくろに濁ったようなあの目とか、いったいどうやったんだろ?
個人的には、「我!不敗!也!我!無敵!也!」のとこが好きだからやって欲しかったけど。くぅぅ省略、惜しい。
惜しいと言えば、
「いい目だ。怒っているな」
「ああ、薫殿まで巻き込んだ貴様とそれを阻止できなかった俺自身にな」
のとこ。
なんで、なんで、
「ああ」の台詞を省略したんスか監督ぅぅぅ!!
ここ、めっちゃ好きなとこなのに・・・(私が)
カメラ回しもアクションシーンの速さも、台詞の間合いの切り取られ方も、全部好み。アヘンを取り入れたストーリー含め総合的に上手く作られてた映画だと思うけど、不満があるとしたらココくらいです(笑)
くそう・・・・(笑)
あ、でも、綾野剛演じる外印と、須藤元気演じる戌亥番神の戦闘シーンはちょい長すぎたかな(ぼそっ)
(綾野剛はまったく悪くないんだけど、彼が出てくると途端に『GANTZ』を思い出してしまう悲しきアラシック・・・。笑)
他、まぁ細かい点を言えば、江口洋介演じる斎藤一はちょっと原作とイメージが違ったなぁと思うけど。これは脚本上の脚色だろうからしようがないのかな。役者がどうこうというよりは。
正直、こりゃミスキャストだろと思った神谷薫役の武井咲。演技はまだ発展途上だけど(ぶっちゃけ上手ではない)、薫のまっすぐなところとかなかなかマッチしてたと思うし。うん、悪くないよ。可愛かったし。
ただ高荷恵役の蒼井優の演技が一枚も二枚も上手(うわて)で、さすがだなーと思ったり。
とにかく、凄い映画でした。
次作があるかもしれない雰囲気なのも期待できますね。
こりゃまた観たい。
というか、既に見直しに行きたいくらいハマってます。
主題歌になってるONE OK ROCKの『The Beginning』もiTunes Storeで買っちゃった(笑)
たけるん!剣心!たけるん!剣心!
うおおおおー!!
大友監督・・・凄いの作る人だなぁ・・・
こりゃ、『プラチナデータ』も期待していいかな?
私、もともと、原作(漫画)ファンでして。
週刊少年ジャンプで連載が本格的に始まる前の、読み切り掲載の時から読んでましたよ。
(ヲタク万歳)
いやァ懐かしいね!いまから約20年前とか嘘でしょ!
それが、実写化?
やめてよーーーって思いましたよね、最初は。見ない方が賢明だなーと思いましたよね。極端に言えば原作ファンは誰しもそう思ってるんじゃないかなぁ・・・
でもね・・・
ちょうど嵐の24時間TVの番宣と、この映画の番宣が被って(笑)、ありとあらゆるWSやら番組をチェックしていたこちらとしては、否応なしに目に入ってくる。予告映像なんぞを見てるうちに、「もしかしてコレは面白いのか・・・?」と思い始めてくる。
決定打だったのは、『王様のブランチ』ですね。
主演の佐藤健が出ていて、ほぼCGなし、スタントマンなしのアクションに2ヶ月前から特訓して臨んだと言っているのを聞いて。
淡々と語ってらして。可愛いお顔でポッと出の芸能人にしか見えないけど、あーた、いったい、どれほどのモンなの?
そりゃ見物だなーと(上から目線すみません)。
・・・で、見てみたら。
もう、圧巻のひとこと。
エクセレンッッッッ!!!!!!
想像以上のアクションシーン!まさに人斬り抜刀斎やないですか!
神業の如く速いモンだから、冒頭のアクションシーンなんて、どこに居るのか目で追えないくらい速い!!(笑)
(まだ着ている着物も地味色だから余計。笑)
とにかく殺陣(たて)が見事。
ただの剣術だったらいくらか映画として見栄え的な格好もある程度つくものなのだろうけど、そんな生半可なモンじゃなかった。圧倒的な強さをちゃんと実写で表現してた。
めっちゃ飛天御剣流(ひてんみつるぎりゅう)だった!!
ここまで緋村剣心そのものの動きをしてくるとは・・・
マジであっぱれ。佐藤健、よくやった!!!!!
『王様のブランチ』等々を思い起こしてみると、なるほど、たけるん(と呼び出している私です)は、原作ファンだったのですか。そりゃ思い入れもあるでしょうねぇ。
たけるんが描く緋村剣心は間違ってない。圧倒的な殺陣だけじゃなくて・・・
温厚な性格の裏に秘めた人斬りの過去。容赦なく刀を振るう時の眼光の鋭さ、声音。ひとつひとつが華やかでありがなら底冷えするほどの冷たさ。
山県有朋と対峙するシーンで、牢獄から出された剣心が縁側に佇むところ、あの立ち姿も、剣心そのものだったなー。
一方で、逆刃刀(さかばとう)を持ってからの剣心。「おろ?」がまともに言える人、この世に居るんですねぇ。
のほほんとしてる時の剣心を、たけるんは、ギャグっぽっくなく、かつ、中性的なカワイイ感じでちゃんと表現してて、薫と向き合っている時の優しい物腰とかもパーフェクト。
でも腑抜けってワケじゃなくてね。うん。
投獄されて雨漏りのシーンなんか、ホント可愛くて。
お椀で雨漏りを塞いで、満足して寝直す時の表情とか、もう、キャワー!って叫びそうになりましたよ(笑)
「おろ?」とか言ってる時の剣心て、たけるんのまん丸な目がぴったんこで、可笑しくて♪
正直、佐藤健は「ちょっと見た目がチャラいイマドキの顔をした芸能人」くらいの感覚しか今までなかったけれど、まったく覆されましたね。
凄い俳優だった。
うーーーーむ。
ちゃんと真摯に役作りしたんだろうなーってのが窺える。そのおかげで、クライマックスに向けて怒りでどんどん声が低くなっていく様が鳥肌もの。
・・・あんなにキャラにぴたっとハマるモンなの?凄くない?
しびれたよあたしゃ・・・役者って凄いな!!
あとは、やっぱり武田観柳役の香川照之。演技派で知られる役者だし不安なんてなかったけど、もーーーう、めっちゃ笑った。素晴らしすぎて。
武田観柳ってこういう感じ、こういう感じ!って頷きながら観てました。あの気持ち悪い髪型とか、目つきとか、油ギッシュな感じとか(笑)
「ヒョーーー!たまんねぇな!!!!」とか、ノリノリでしたよね(笑)
でもこの武田観柳も、別にギャグなワケじゃなくて。変に見えないボーダーラインというか、演じ方が凄いなと思って。「救いようのない馬鹿」を、きちんと演じてらした。
恵を足蹴にするシーンは、番宣でも言ってらしたように「引くくらいの凄さ」だったし。(確かにあれくらいやんないとリアルっぽくないと思う)
「脱げ!全部脱げ!」がアドリブだった(※パンフ参照)のには笑っちゃいましたよ。
マジですげーーーー(笑)
(そして脱ごうとする剣心。笑)
次点は、相楽佐之助役の青木崇高。
鵜堂刃衛役の吉川晃司。
この二人もハマってたな~。
佐之助が仲間になるくだりは尺の都合かかなり端折られてて、いつの間にか仲間になってて笑ったけども・・・。
刃衛のまっくろに濁ったようなあの目とか、いったいどうやったんだろ?
個人的には、「我!不敗!也!我!無敵!也!」のとこが好きだからやって欲しかったけど。くぅぅ省略、惜しい。
惜しいと言えば、
「いい目だ。怒っているな」
「ああ、薫殿まで巻き込んだ貴様とそれを阻止できなかった俺自身にな」
のとこ。
なんで、なんで、
「ああ」の台詞を省略したんスか監督ぅぅぅ!!
ここ、めっちゃ好きなとこなのに・・・(私が)
カメラ回しもアクションシーンの速さも、台詞の間合いの切り取られ方も、全部好み。アヘンを取り入れたストーリー含め総合的に上手く作られてた映画だと思うけど、不満があるとしたらココくらいです(笑)
くそう・・・・(笑)
あ、でも、綾野剛演じる外印と、須藤元気演じる戌亥番神の戦闘シーンはちょい長すぎたかな(ぼそっ)
(綾野剛はまったく悪くないんだけど、彼が出てくると途端に『GANTZ』を思い出してしまう悲しきアラシック・・・。笑)
他、まぁ細かい点を言えば、江口洋介演じる斎藤一はちょっと原作とイメージが違ったなぁと思うけど。これは脚本上の脚色だろうからしようがないのかな。役者がどうこうというよりは。
正直、こりゃミスキャストだろと思った神谷薫役の武井咲。演技はまだ発展途上だけど(ぶっちゃけ上手ではない)、薫のまっすぐなところとかなかなかマッチしてたと思うし。うん、悪くないよ。可愛かったし。
ただ高荷恵役の蒼井優の演技が一枚も二枚も上手(うわて)で、さすがだなーと思ったり。
とにかく、凄い映画でした。
次作があるかもしれない雰囲気なのも期待できますね。
こりゃまた観たい。
というか、既に見直しに行きたいくらいハマってます。
主題歌になってるONE OK ROCKの『The Beginning』もiTunes Storeで買っちゃった(笑)
たけるん!剣心!たけるん!剣心!
うおおおおー!!
大友監督・・・凄いの作る人だなぁ・・・
こりゃ、『プラチナデータ』も期待していいかな?